まとまって寝てくれていたのに急に夜泣きが始まった、そんな経験はありませんか?
我が家の末っ子、三太郎2歳は絶賛イヤイヤ期真っ只中で、とうとう夜泣きが始まってしまいました。
夜中に目をつぶったまま「ママ、ママー」と泣き叫び足をバタバタさせ、声をかけても耳には入っておらず、抱っこをすればのけぞって「なんでー!イヤー!」と全力で大暴れ。
こんなとき、どうすればいいの?と悩みを抱えるパパ・ママも多いかと思います。
そこで3児のママである私が実践している対処法と夜泣きの原因を体験談とともにご紹介します。
3児ママが実践、イヤイヤ期の夜泣き対処法を3ステップで解説
この3ステップで対処しています。
- 5分程度、様子を見る
- 声をかけ、要求を聞いてみる
- 完全に目を覚まさせる
5分程度、様子を見る
まずは、子どもの安全を確保した上で5分程度様子を見ましょう。落ち着かせるために、背中やお腹をさすってあげると良いと思います。
足をバタつかせて泣いているかと思えば様子を見ている内にまた眠ってしまうこともあります。この段階で抱っこや声をかけをすることで、スイッチが入ってしまい更にヒートアップさせてしまうことになるかもしれません。
しばらく様子を見て、それでも泣き止まなければ次のステップに進みましょう。
声をかけ、要求を聞いてみる
声をかけ、要求を聞いてみましょう。内容はなんでも良いです。
私は、「抱っこする?」「お茶を飲みに行こうか?」「リビングに行ってみる?」など質問しています。
我が子の場合は、大抵「なんでー!」か「イヤ!」と返ってきますが、何度か同じことを聞いているうちに「うん」や「行く」と答えてくれることもあります。質問に答えてくれた際はその要求に応えてあげましょう。
何度聞いても「イヤ!」を繰り返し、暴れて大泣きされると正直イライラしてしまいますよね。
私は、長男の時が特に夜泣きが激しく期間も長かったため、寝不足と仕事の疲れでイライラしてしまい、「どうしたいの?」「どうして泣くの?」と強い口調で言ってしまっていたような気がします。
そして、私がイライラする、子どもはさらに泣く、を繰り返していました。子どもは敏感なので、今思うとこちらの感情を受けて悪循環のループになっていたのかもしれません。
長男の経験から、次男・三男には「イヤ!」と言われても「イヤだよね」「そうだね」と頷いて、子どもの気持ちに寄り添ってあげるよう心がけています。
まずはこちらがイライラしない、落ち着いた声で声をかける、そんな対応を心掛けるようになってから子どもたちの夜泣きが長引かなくなった気がします。※子どもたちの性格の可能性もあります。
それでも家事・育児、仕事で疲れている上に夜泣きでの寝不足はとても辛いですよね。そんな中イライラしないなんてなかなか難しいと思います。
なので、まずはそうしようと心がけるだけで十分ですよ。一呼吸を置いて、一度落ち着いてから声をかけてみませんか?
それでも泣き止まない、そんな時は次のステップに進みましょう。
完全に目を覚まさせる
どんな声かけをしても、大泣き、大暴れ、目をつぶったまま泣き続ける。そんな時は、寝ぼけた状態なので何を言っても耳に入りません。
リビングなど別の部屋に連れて行ったり部屋の電気をつけて明るくしてみたり、目を覚まさせてあげましょう。完全に目が覚めると落ち着くのか、再びしっかり寝てくれることが多いです。
始めは泣き叫んだり暴れたりするかもしれませんが、場所や部屋の明るさを変える事で子どもの気分が変わって泣き止む場合もあります。
ただし、電気を急につけるなど強い刺激があると更に泣いてしまうこともあります。調光機能がある場合は、徐々に明るくしてあげると良いと思いますし、ない場合は、明るい部屋に移動するなど工夫してみると良いですね。
ちなみに我が子たちは牛乳が大好物なので、ヒートダウンしてきたら少しだけ牛乳を飲ませて再度布団に連れて行くようにしています。本人から牛乳を要求してくることもありますし、牛乳を飲むことで気分が落ち着くようです。
就寝前に歯磨きをしており、寝る直前に牛乳を飲むという行為は歯に良くないことと思いますが、夜泣き中の期間限定ですし、それでぐっすり眠りについてくれるのであればありがたいですよね。
ぜひ、お子様に合った落ち着くアイテムや気分転換方法を見つけてみてくださいね。
体験談を交え、夜泣きの原因を紹介
原因を体験談とともに解説します!
- 体調不良
- 生活リズムの乱れ
- 環境の変化
- 日中に受けた刺激や情報を脳が処理できていない
体調不良
どこか、いつもと違う様子はありませんか?
体調不良による夜泣きかもしれません。まだ言葉の発達が未熟な2歳児は「痛い」「辛い」と具体的に説明ができません。そのため、発熱や頭痛、喉の痛み、吐き気など体調の変化を泣くことで訴えているかもしれません。
我が家の子どもたちも、風邪をひいて熱が高かったり鼻詰まりが酷く呼吸がしづらかったり、そんな時は夜間に何度も目を覚まして、よく泣いていました。
普段と違うところがないか観察し、体調不良が疑われる場合は、必要に応じて病院に行くなど対処しましょう。
生活リズムの乱れ
生活リズムが乱れていませんか?
起きる時間も寝る時間もバラバラな生活をしていると、昼なのか夜なのかわからなくなり混乱して泣く場合があります。その結果、熟睡できず眠りが浅い、そんな日が続くと睡眠サイクルが崩れ、夜泣きにつながります。
心当たりのある方は、まず生活リズムを整えて体内時計をリセットしてあげましょう。
朝はしっかり朝日を浴びることが良いとされています。決まった時間に起こし、朝日を浴び、就寝時間も遅くならないよう毎日決まった時間に布団へ入るよう心がけましょう。
我が家の場合、毎日お昼寝が日課ですが、お昼寝が出来なかった時やお昼寝の時間が短かった時に夜泣きすることが多いです。
ルーティンが崩れると、夜泣きの原因になることもあるようです。
環境の変化
保育園への入園した、兄弟が生まれた、引っ越しした、など環境に変化はありませんか?環境の変化に伴い、不安な気持ちやストレスが原因となって夜泣きをしているかもしれません。
保育園への入園によりママと一緒に過ごす時間が減った、兄弟が生まれたことによりママに構ってもらう時間が少なくなった、家が変わって不安、など環境の変化を敏感に感じ取り、夜泣きをしてしまう子もいます。
環境の変化による夜泣きが疑われる場合は、たくさん抱っこしてあげる、たくさんお話を聞いてあげる、など、子どもが甘えられる時間を増やしてあげると良いでしょう。不安やストレスが軽減されることで夜泣きも収まっていくと考えられます。
長男は、保育園入園から2カ月ほど夜泣きが続きました。
慣れるにつれ、夜泣きの頻度が減っていきましたよ!
環境になれていくと徐々に収まっていきますので、気長に付き合ってあげましょう。
日中に受けた刺激や情報を脳が処理できていない
脳は寝ている間に日中の記憶を整理しています。
日中に入ってきた刺激や情報が整理しきれていないにも関わらず眠ってしまうことで、脳が休まらない、処理ができない状態になり夜泣きをしてしまうことがあるようです。
ちなみに三男は、豆まきで鬼に連れていかれそうになった日の夜、夜泣きが激しかったです…
夜泣きと夜驚症の違いとは
夜泣きと夜驚症の違い
夜泣きと夜驚症の大きな違いは、夜泣きの場合、眠りが浅い時におこるもので、夜驚症の場合は、眠りが深い時におこります。そのため、夜驚症の場合、パニック状態にあり、どんなに呼びかけても届かず本人は覚えていないこともよくあります。
夜驚症の対処法は、見守るだけ?
症状が発症したら、無理に起こさず、見守ってあげましょう。
夜驚症の場合、10~15分程度で収まります。急に暴れたり走り出したりすることもあるので、ケガをしないよう見守る必要があります。窓の施錠や階段などにも注意しましょう。
でき得る対策としては、少しぬるめのお風呂に入るなどし、リラックスした状態で眠りにつくこと。
あちは、成長とともに落ち着くのを待ちましょう。
心配であれば、一人で悩まず小児科を受診してみると良いかもしれませんね。
イヤイヤ期の夜泣きは、いつか必ず終わりが来る
イヤイヤ期の夜泣きの対処法や原因について、体験談をもとに解説してきました。
毎日の夜泣きで疲れ果てているパパやママ、本当にお疲れ様です。
同じように対処してもどうにもならない、原因がなにかわからない、そんなこともあると思います。
いつまで続くの?とゴールの見えないマラソンのようですが、いつか必ず終わりがきます。目が覚めたら朝だった、今日は泣かなかった、あれ?今日も泣いてない!そんな風に気づいたら終わっているのです。
長男の激しく長い夜泣きの時期は、家事・育児・仕事に加えて寝不足でボロボロでした。夜泣き中も気にせず隣でぐ~すか寝ている夫の姿を見て、泣き止んでくれない子どもと一緒に泣いた日もあります。
それでもちゃんと終わりはきましたし、思い返しみると、辛かったな、でも頑張ってたな、と今となっては懐かしく思えます。
辛いときは、ぜひ休んでください。パパの仕事が休みの日は夜の対応をお願いしたり、お昼寝させてもらったり、じーじ・ばーばでも頼れる人は頼ってください。きっとみんな助けてくれるはずです。
頑張りすぎないでくださいね。
夜泣きに悩まされているみなさんが、少しでも早くぐっすりと寝て、朝を迎えられる日が来ることを願っています。
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